英語学習者へ。なぜ文法の学習が必要なのかを解説。

文法の勉強はなぜ必要

英語を使えることの重要性がますます高くなっている現代。

英語では、正しい順番で学習を進めていくことが重要になります。

不適切な勉強法では、時間と努力を無駄にしてしまいます。

正しい順番とは、「文法から勉強する」ということです。

「ネイティブはしないから、文法の勉強は必要ない」

このように思う方が多いのではないでしょうか。

「英語の文法」と聞くと、学校の授業で聞いた、退屈で地味な記憶が蘇ってくるかもしれません。

ですが、英語を効果的に学習していく上で、文法の学習は必須であります。

英語の文章を読むにしても、英会話をするとしても、

「英語の文章」を組み立てる能力が必要とされます。

文法とは、文章を組み立てるときの「法則」のことなのです。

非英語圏の人々は文法を学習しますが、

英語圏で生まれ育つ人々は、文法の学習をせずとも、英語を使いこなします。

ではなぜ、非英語圏の人々は、文法の学習をするのでしょうか?

それは、両者では、英語に触れる時間の量が圧倒的に違うからです。

ネイティブは、生まれたときから365日24時間を、英語に囲まれて過ごします。

それに対して、非英語圏の人々は、圧倒的に英語に触れる時間が短いです。

例えば日本人は、生まれたときから365日24時間を、日本語に囲まれて過ごします。

英語を学習しようと思って、学校の授業を受けたり、本を読んでみたりしても、せいぜい1日数時間です。

さきほど文法は、文章の構成に関する法則だ、と書きました。

ネイティブが、文法(文章の法則)について学ぶ必要がないのは、圧倒的な時間をかけて

英語に触れることで、経験として積み上げられた英語に関するデータが作られ、

それを利用することで、無意識に、文章を作るときの法則を習得しているからです。

それに対して非英語圏の人間は、英語圏の人のように、膨大な時間を英語に囲まれて過ごす経験をしません。

ですから、「無意識に文章の法則を習得する」ということができません。

よって、「意識的に」文章を作るときの法則を習得する必要があるのです。

そこで、「文法学習」が必要とされるのです。


文法の勉強は中学レベルからやるべき

文法の勉強の必要性を以上で説明してきました。

ここからは、文法の勉強をどのように進めていくべきか、について説明します。

ずばり、文法の勉強は、中学レベルからやるべきです。

「中学レベル」と聞くと、このように思うかもしれません。

「自分が目指しているのは高いレベルなのに、中学レベルの勉強なんて、、」

しかし、高いレベルを目指すからこそ、中学レベルから勉強するべきなのです。

中学レベルというのは、言い換えれば「超基礎レベル」ということです。

超基礎レベルを学習することで、英語の超基本の仕組みや、構造について理解できます。

これを理解しないで、単語や会話フレーズを覚えていっても、効率が悪いのです。

場当たり的な知識より、体系的な英語の知識を、初心者こそ手に入れるべきなのです。


教材は何を使うべきか?

以上で、文法は中学レベル(超基礎レベル)から学習するべきだ、ということを説明しました。

では、いったい、なんの教材を使って英語を学習していくべきなのでしょうか

ここからは、私が実際に使っていた、参考書の紹介をしていきます。

ずばり、おすすめの参考書は、

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」(東進ブックス)

こちらになります。

高校生から社会人まで,英語学習者には「いちばんはじめ」に読んでほしい,中学レベルからの「超基礎」英文法を講義形式で教える本です。発行以来「,これでわからなかったら,もうおわり(!?)」と言われるほど非常に多くの受験生・社会人の方々からご好評をいただいている本書で,大学受験はもちろん, TOEICテストや英検,英語4技能(読む/聞く/話す/書く)試験にも通じる英語力の基礎を固めましょう。

こちらは、商品紹介欄から引用させていただいたものです。

「これでわからなかったら、もうおわり(!?) と言われるほど非常に多くの受験生・社会人の方々から好評をいただいている本書」

と書いてある通り、非常にわかりやすい説明で、超基礎レベルの英語の仕組み、構造について説明されています。

ぜひこちらの参考書を使って、学習を始めてみてほしいです。


効果的な勉強の仕方について

ここまで説明してきたのは、

  • 文法学習の必要性
  • 中学レベルから学習すべき理由
  • おすすめ教材

についてでした。

ここからは、どのような方法で勉強をしていくべきかについて説明していきます。

ポイントはズバリ、

①自分に対して説明できるように理解する

②復習を定期的に行う

の2点になります。

それぞれ解説していきます。

①自分に説明できるように理解する

自分に、ではなく、誰かに説明するのでも構いません。

要するに、「言語化すること」が大事ということです。

このプロセスは、いわゆる「アウトプット」の作業になります。

参考書を読むという「インプット」

読んだことを言語化するという「アウトプット」

この2つの作業を繰り返すことによって、知識は蓄えられてきます。

残念ながら、「インプット」の作業だけでは、頭には残っていかないのです。

ですから、言語化して、アウトプットする作業を心がけましょう。

②復習をする

復習は、多ければ多いほど効果的です。

一度覚えても、時間が経つと記憶は薄れていきます。

そこで、復習をすることによって記憶のメンテナンスを行うのです。

脳みそに、「この知識は大事だから、まだ覚えておいて〜!」ということを伝えるのです。

復習の作業もまた、「覚えたことを思い出す・言語化する」ということが大事になってきます。

テキストを読み返すだけでは、効果的な復習とは言えません

このような悩みを持つ方がいるかも知れません。

「復習をするときには、さっぱり忘れているから、テキストを読み返さざるを得ない」

この場合、復習をするタイミングを少し早めてみましょう。

実は、知識が一番記憶に定着するのは、

「なんだっけ、なんだっけ、なんとなく覚えているんだけどな、、もうちょっとで思い出せるのに、ダメだー」

という状態で答えを見て、

「ああー!そうだったー!」と思い出したときなのです。

これに対して、思い出す努力をせず、ただ答えを見る作業では、なかなか記憶になりません。

要するに、「思い出せ、思い出せ、」と脳に負担を掛けると、記憶になりやすいのです。

思い出す作業は、散歩をしていても、お風呂に入っていても行うことができますので、

ぜひ実践してください。

以上2つが、効果的な勉強の仕方になります。


まとめ

ここまで、

・英語の勉強は「正しい順番で」

・まずは、文法から勉強するべき

・中学レベルから勉強するべき

・おすすめの参考書

・効果的な勉強法

について説明してきました。

以上のことを守って学習を進めていくと、

中学レベルの文法を学習しただけでも、

それまで知らなかった「英語という世界の入口」

に立ったような気分になることでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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